さぁST600決勝!いよいよシグナルブルー!32台が一斉にスタートしたぁっ!!
おおっと!ブンゲン選手、いきなり出遅れ〜っ!
「あ〜あ・・・」 「やっぱり・・・」
いち、に、さん・・・し・・・ちっ・・・6番目かよ(--;
ブンゲンさんのスタートは遅かったが、ピットのやる気が失せるまでの速さは光よりも速かった。
しかし、このころ、ブンゲンさんは、ほらげっちがお尻の穴にわりばしを突き刺している姿が脳裏をかすめたのだろう。彼は叫んだ(←たぶん)
「ちくしょう!ほらげっちめ!」
ブンゲンさん怒濤の追い上げで1台を抜き5位に浮上!
「おっ、5位に浮上!」 「ま、予選4位だからね、つか、まだ先長いし、どうなることやら・・・」
過度の期待がいかに無意味であることを知り尽くしているあたくしたちは、淡々と経緯を見守った。
しかし、このころ、ブンゲンさんは、ほらげっちがお尻の穴にわりばしをつきさし、さらにそのお尻をフリフリしている姿を想像したのだろう。彼はまた叫んだ(←たぶん)
「オレは勝ぁぁぁつ!」
なんと、またしても1台を抜き、4位に!
「ま、いちお〜予選順位をキープってことで・・・」 「自己ベスト出してるし、今日はもう十分でしょ」
とても同じチームの人間とは思えないネガティブさである。
そしてブンゲンさんは、誰の期待も背負わず4位をキープしたまま、規定周回数半分を消化した
「ほぇ〜・・・ずっと0秒台キープしてるよ」 「前との差も縮まってきてるし」 「トイレにでも行きたいのかな?」(←ォィ)
そう・・・さらに自己ベストを更新したブンゲンさんと、前を走る3番手との差はだんだん縮まってきており、残り12ラップ目最終コーナーを出てきた時、この差は僅差となっていた。
「あれれれ、もしかして、抜いちゃう・・・・?」 「ぷぷっ・・・まさか、相手はチーム○○○○の×△ですよ〜^^;」
誰かこのピットのやる気のなさを叱る者はいないのか?
と、3番手と、4番手のブンゲンさんが1コーナーに消え、ピットから見えなくなったそして瞬間!サーキットの場内実況が、今日一番の絶叫を発した。
「あああああっと!転倒ぅぅっ!!1コーナー出口で2台接触っ!転倒ぅぅぅぅぅ!!!」
ええええっ!ブンゲンさんっ???!!転倒っ???
このあとあたくしたちは、この日のドラマが、まだ始まってもいなかったことに気づくのであった・・・
(つづく)
※写真はブンゲンさんのぱんつ。本文とは関係ありません。
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