今週はずっと東京ビッグサイトで展示会なお仕事であった。
っても、愛すべき我が社(ォィ)が展示ブースを出していたわけではない。
そう、あたくしはコンパニオンのおねぃさんをやっていたのだ。 4日間もハイヒール履いて、ヘソだして、足出して、まったくオヤジ相手は疲れるぜ
・・・といったところで、ま、誰も信じないだろうから、これ以上ボケるのはやめておこう。
おへそ出ししたり、足だしたりできるほどナイスバディではないあたくしは、もっぱらこんな展示会で肉体労働に明け暮れる。 今回お手伝いに行った某社では、こちらがお金を出して協賛しているというのに、鬼のようにこきつかわれ、 「やっぱり若い子に来てもらった方がいいなぁ」「今度おごれよ」 などと、ほとんど家畜扱いである。
かわいそうなあたくしは、時々持ち場を抜け出して、トイレで涙を拭いていた・・・というのも真っ赤な嘘で、実は時間を見つけては、とある展示コーナーへ逃げていた。
とある展示コーナー・・・
展示場の一角で、どういうわけか、各地の農産物が展示されており、なんと試食もできるという、これまで見た中で最高のスペシャル展示コーナーがあったのだ。 ふかしたジャガイモ、ジャガイモフライ、おしるこ、五穀米、枝豆、麦茶、白いご飯!・・ををっ!そこにあるのは我がボス・ミスターハイネが愛するゴールデンポーク!
あたくしは、時間をみてはここに来て試食をし、日本の農業の明るい未来を舌で感じていたのであった。
しかし、目の前に飾られている調理前の農産物を見て、ふと沸いた疑・・・。あたくしは展示コーナーのおにぃさんに問いかけた。
正直に答えてください。このじゃがいもの山、展示会終わったら北海道まで持って帰るんですか? 絶対持って帰らないですよね?よし!最終日もらいに来ます!
などと問いつめてしまったが、そんなことを聞くまでもなく、最終日も残り1時間になると、来場者にジャガイモを配っていた。
もちろんもらってきたが、しかし、このジャガイモは4日間あたくしをこきつかった某社の有能部長にすべて巻き上げられ、なんら収穫のない4日間となった次第である。
スーパー・マーケッターの過酷な日々は、かくして明け、そして暮れてゆくのだ・・・T_T
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