A-CUP CLUB DIARY -SEASON THREE-



『私をスキーに連れてって』


この年になってもまだ何か新しいことを始められるというのはとても幸運だ・・・とあたくしは思うのだが、今回これをチャレンジするにあたり、一部からは激しい嘲笑、あるいは制止の声。さぁ、あたくしはいったい何を始めたのか?

なんと、みそぎたまえ、いまさらスキー初体験の巻である。

そう、あたくしはスキー未経験者を探すことが激しく難しいバブル世代。だから異口同音、こう言われる。

「その世代でスキーやったことないの!?珍しいね」

そりゃあなた、春も夏も冬も、試験が終わったその日の夕方には機上の人。学生時代の休みといえば海外に脱出、授業が始まる朝まで、場合によっては始まってからも帰ってこない。これもある意味正しいバブル世代の学生の姿だが、そんなわけで、あたくしはスキーになんぞ行ってるヒマはなかったのだ。

つことで、このたび『私をスキーに連れてって』をこよなく愛する夫と、これまた夫と同じ年でバイク乗りの友達であるところのツカサさんに引きずられ、行ってきました石打丸山。

初体験にもかかわらず、360度ターン(※)も、直滑降(※※)も無難にこなし、あたくしってばもしかしてスキーの天才?もし子供の頃からスキーを始めていたら、きっとオリンピックプレーヤーになってたんじゃ?・・と自画自賛するほどにたった2日のゲレンデライフですっかりどっぷりはまりました。

てなわけで、結論

この冬を、あたくしはすべてスキーに捧げます。


※360度ターン:転倒してころがりでんぐり返しになる状態
※※直滑降:傾斜で転んで止まることができず、そのまま下まで滑落する状態

TwitterACUPCLUB(スペースなし)で検索してください
メールはこちらご意見ご感想はコチラから

2015年01月20日(火) No.333 (スポーツ)

街道をゆく 〜どMの道〜


来年2月開催の第7回東京マラソン・・・なんとたあたくし、7年ぶり2回目、抽選あたりました!どどーん!
競争率10倍という、選ばれし者だけがスタートラインに立てるこのイベント。当然あたくし、自慢しまくりましたよ。すると

「すごいね!頑張って!」「今度は完走だね」「練習ははじめてるの?」

・・・あっ・・・いや、あたくしは抽選にあたったことを自慢したいだけで、とくにその、走るかどうかはまた別問題で・・・

と、こころのなかでつぶやいていたのだが、もうだれもかれも、走るつもりで申し込んでいると信じて疑わない。結局走る羽目になり、諭吉1枚をお振り込み。なんだって苦しむために1万円もはらわなならんのだ、と小一時間。だまっていられない性格が、こうやって災いするのだ。

さて、こうなったら完走しないとまずいよな・・・

記念すべき第一回東京マラソン、24kmでリタイアしたあたくしである。あたくしが走っている写真が一枚もないうえ、完走すればネットで参照できる記録もリタイアすると削除され、つまりあたくした出走したという記録はもはやどこにもない。おかげで、本当は走ってないんじゃないかとか、一応スタートラインには立ったけどすぐばっくれたとか、影武者が走ったとか、もうさんざんな言われようであった。
だから今回、2回目でまたリタイアというのは、さすがのザ・恥知らずたまえちゃんでも、これはプライドが許さない。となれば特訓である。

そこでお役立ちツールがアシックスのiPhoneアプリ。レースの日と、目標タイム、年齢、現在のタイムを入力すると、トレーニングプログラムを自動的に作成してくれるのだ。あたくし、これをアシックス先生と呼んでいるが、このどSな先生

今日は8km走です。普通より早いスピードで走って心臓を鍛えましょう
今日は5km走です。普通よりゆっくり、ジョギングしましょう
今日はおやすみです。休息もだいじなトレーニングです
今日は16km走です。普通のスピードでかまいません

と、まいにちまいにちまいにちまいにちまいにちまいにち、いちいちトレーニングを指示してくるのだ。

もはや、どM街道まっしぐらな今日この頃である。

アシックス先生によると、あたくしの完走予想タイムは4時間45分だそう。
はたしてあたくしは完走できるのか!?

TwitterACUPCLUB(スペースなし)で検索してください
メールはこちらご意見ご感想はコチラから

2013年11月07日(木) No.315 (スポーツ)

自由の翼、進撃の巨人を撃つ


つことで、お祭り大好き、あたまにザがつくにわか楽天ファンみそぎたまえです。行ってきました、日本シリーズ第6戦。
っても、ヤフオクでのチケットはあり得ないぐらい高騰してたので、Kスタ前のパブリックビューイングだけどね。

この日はちょうどおかあちゃんの7回忌が実家ふぐすまで行われていて、法会がおわったあと、あたくし立ち上がって曰く

よし!仙台いくぞ!

そもそもアンチ巨人なので、楽天を応援することにやぶさかではないが、しかしなんだって仙台くんだりまで行かされるのかさっぱりわからないという表情のSEブチョー。
一方、仙台に行くと立ち上がったあたくしたちを、「え−!オレもオレも!」と便乗するはあたくしと同じ遺伝子をもつ、特段楽天ファンでもないあたくしのおにーちゃん。3人でミニクーパーミニラ号をとばして3時間。着きましたよ、杜の都仙台。

仙台と言えば、まずは牛タンか寿司か。ここはすかさず寿司を選択。すし哲の煮タコのにぎりは絶品だななどど語る余裕さえあるあたくしたち。そう、今日で長かったシーズンも終わるのだ。田中あっぱれ!よくやった!すでにあたくしたちは勝利に酔いしれていた。

そして電車で2つ先のKスタのある駅まで。この時点ですでに試合は始まっていたが、これから応援に行く人もまだまだいるようで、ホームはすごい人だかり。

「1点はいったみたいですよ♪」隣にひとりで並んでた美人さんが声をかけてきた。

ふははは!これで田中ががっつりおさえて、優勝だぜ!

しかし結果はご存じの通り。
田中が160球投げ終わった時は泣いてる人もたくさんだった。あのときはだれもが、日本で彼の投げる姿を見るのは最後だと思っていたから。

そんなわけで、あたくしとSEぶちょーとおにーちゃんの3人は、はげしくしょんぼりして帰ってきたのだが、そもそも、にわかファンが、優勝するシーンだけを見てお祭り騒ぎにあやかろうなんて、ずうずうしい話だよな。
あたくしはチキン野郎なので、負けそうだったり、ぎりぎりの試合だったりするともう見ていられなくて目を背けたり、テレビだったらチャンネルかえちゃったりする。

ところがこの間、Jリーグの試合を初めて見る機会があったのだが、負けが確実な試合でも最後の最後の1秒まで声をあげて応援するサポーターの姿が、ちょっと胸に響いた。
選手たちの勝利のシーンを見て涙し、歓喜する権利は、そんな君たちにこそあるべきなのだ。

とはいえ、普段は野球を見ないひとたちをもシビれさせた仙一と田中、あっぱれ!

祝!イーグルス日本一!

TwitterACUPCLUB(スペースなし)で検索してください
メールはこちらご意見ご感想はコチラから

2013年11月05日(火) No.313 (スポーツ)