もう百回ぐらい言ってるのだが、今年はオートショップアオヤマさんちはあまりレースに参戦していないのであたくしは結構退屈な思いをしている。
噂によると、てんちょ〜は襲い来るライダー高齢化の波に頭をかかえているらしい。今年レースに参戦しないのは、密かに若いライダーをスカウトするべく、リサーチに忙しかったからとのもっぱらの噂だ。
しかし、そうなると黙っていないのがブンゲンさんやプリンさん。なんてったって「オレ様がナンバーワン!若い芽は徹底してつぶすべし!!」って人達だ。
彼らにつぶされた若いライダーは枚挙いとまがない。
たとえばヤング中山
筑波選手権TC600でポールポジションを獲得し華々しくデビューした彼は、その後の耐久レースでも好成績をあげ、もはやアオヤマさんちのエースはヤング中山!と誰もが確信したものだった。
そんな彼をつぶすべく送られた刺客はなんと「女」。あたくしのマブダチライダーのノリダー(♀)だ。ノリダー(♀)がいったいどういう条件でこの仕事
を引き受けたのがいまとなっては謎だが、とにかくノリダー(♀)は
「ヤングをふぬけにして、バイクの世界から引きずり下ろす」
という使命をうけたらしい。
「もうレースなんて危ないことはやめて!」目薬たっぷりの潤んだ目にまんまとだまされ、ヤングは速攻でレース用バイクを売却。いとも簡単にレースの世界から去っていったのだった。
その後ヤング中山はレースどころかバイクからも降りてしまい、さらに年齢と体重も重ねに重ね、もはや「ヤングって誰?」状態。しかもあろうことか刺客として放たれたはずのノリダー(♀)といつしかふたりはハッピーエンド・・・・!!
ノリダー(♀)は、ミイラ取りがミイラになってんじゃねぇよ!とみんなに袋だたきにあったが、まぁ、そんなわけで、まんまと彼をレース界からひきずりおろすことに成功し、その後ブンゲンさんがエースとして君臨しつづけたのは、ご存じの通りだ。
いずれにせよ、ほかならぬ国際ライセンス所有のてんちょ〜のお眼鏡にかなうライダーなどそうそうおらんよな。あたくしはてんちょ〜に聞いたことがある。
てんちょ〜は、どういうライダーが好みなんですかい?
「オレよりかっこよくなくて、オレより遅いヤツ」
・・・(--;
・・・ヤングを陥れたのはほかならぬてんちょ〜のような気がする・・・